2022.10.20
工学・情報理工学図書館では、「国際オープンアクセスウィーク(International Open Access Week)2022」(2022年10月24日~10月30日)の開催にあわせ、オープンアクセスの広報を実施中です。
2022年のテーマは“Open for Climate Justice”(気候正義のためのオープンデータ)です。
オープンアクセスとは、学術論文等をウェブ上に無料公開することで、誰もが障壁なくアクセスできるようにする仕組みのことです。
学術論文等の研究成果をオープン化する意義としては、研究成果の視認性向上、研究者の業績評価、研究成果の共有、研究成果の活用促進などが挙げられています。
(『オープンアクセスハンドブック』第2版 東京大学附属図書館)
「東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)」は、東京大学の学術成果物を集積し広く一般に配信するサービスです。
取り扱う学術成果物としては、東京大学教職員・学生による学術雑誌投稿論文、学位論文、紀要・学内刊行物などがあります。
配信する学術情報を随時募集しています。詳しくは、“こちら”をご覧ください。
APC(Article Processing Charge)とは、学術論文等をオープンアクセスとしてジャーナル等に掲載する際に著者が支払う掲載料・論文出版加工料です。
東京大学での電子ジャーナル購読契約により、本学所属者は当該出版社のAPC割引を受けられる場合があります。
詳しくは「Open Access誌 掲載料(APC)について」をご参照ください。
学会が発行しているジャーナルでは、学会員に対するAPC割引を行っている場合があります。詳細は投稿規程等でご確認ください。
工学・情報理工学図書館では、工学部・工学系研究科、情報理工学系研究科の貴重な学術資産をデジタル化し、「工学史料キュレーションデータベース」において公開しています。
その他、東京大学附属図書館における全学的な取り組みとしては、学内の様々な部局のデジタル化された貴重なコレクション等を横断的に検索できるシステム「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」や、
東京大学が保持する様々な学術資産をデジタル化し、広く公開しているウェブサイトを一覧形式で紹介する「東京大学学術資産等アーカイブズリンク集」があります。
2017年、東京大学附属図書館では『オープンアクセスハンドブック』を作成しました。
オープンアクセスの手引きとして、是非ご活用ください。
『オープンアクセスハンドブック』
内容
Ⅰ解説編
1 オープンアクセスとは
2 オープンアクセスの実現方式と現状
3 オープンアクセスをめぐる動向
Ⅱ実践編
1 オープン化の意義
2 グリーンオープンアクセス
3 ゴールドオープンアクセス
4 研究データのオープン化
索引
情報図書課情報総務チーム
t-staff【at】lib.t.u-tokyo.ac.jp
*送信の際は【at】を@に変更してください。