工学・情報理工学図書館 オープンアクセスウィークのお知らせ

2023.10.13

オープンアクセスウィーク2023/10/23-10/29


工学・情報理工学図書館では、毎年「国際オープンアクセスウィーク(International Open Access Week)」の開催にあわせて、オープンアクセスの広報を実施しています。

2023年のOAウィークは10月23日~10月29日、テーマは“Community over Commercialization”(商業化を超えたコミュニティ)です。


オープンアクセスとは

オープンアクセスとは、学術論文等をウェブ上に無料公開することで、誰もが障壁なくアクセスできるようにする仕組みのことです。
学術論文等の研究成果をオープン化する意義としては、研究成果の視認性向上、研究者の業績評価、研究成果の共有、研究成果の活用促進などが挙げられています。
『オープンアクセスハンドブック』第2版 東京大学附属図書館)


オープンアクセスのための取り組み

東京大学オープンアクセスポリシー

令和5年2月22日「東京大学オープンアクセスポリシー」が制定されました。
(参考:「東京大学 研究データ管理・利活用ポリシー」

APC(Article Processing Charge)について

APC(Article Processing Charge)とは、学術論文をオープンアクセス論文としてジャーナル等に掲載する際に著者が支払う掲載加工料です。
電子ジャーナルを購読することにより、その大学の構成員はAPCの割引または免除を受けられる場合があります。
東京大学では2023年から転換契約(APCと購読料の包括的な契約)の試行も始めるなど、APCの支援・免除・割引の範囲が広がっています。
詳しくは「オープンアクセス誌掲載料(APC)の支援・免除・割引について 」をご参照ください。

学会が発行しているジャーナルでは、学会員に対するAPC割引を行っている場合があります。詳細は投稿規程等でご確認ください。

東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)

「東京大学学術機関リポジトリ(UTokyo Repository)」は、東京大学の学術成果物を集積し広く一般に配信するサービスです。
取り扱う学術成果物としては、東京大学教職員・学生による学術雑誌投稿論文、学位論文、紀要・学内刊行物などがあります。
配信する学術情報を随時募集しています。詳しくは、“こちら”をご覧ください。

工学史料キュレーションデータベース等

工学・情報理工学図書館では、工学部・工学系研究科、情報理工学系研究科の貴重な学術資産をデジタル化し、「工学史料キュレーションデータベース」において公開しています。

その他、東京大学附属図書館における全学的な取り組みとしては、学内の様々な部局のデジタル化された貴重なコレクション等を横断的に検索できるシステム「東京大学学術資産等アーカイブズポータル」や、 東京大学が保持する様々な学術資産をデジタル化し、広く公開しているウェブサイトを一覧形式で紹介する「東京大学学術資産等アーカイブズリンク集」があります。


参考)オープンアクセスハンドブック

2017年、東京大学附属図書館では『オープンアクセスハンドブック』を作成しました。
オープンアクセスの手引きとして、是非ご活用ください。

『オープンアクセスハンドブック』
内容
 Ⅰ解説編
  1 オープンアクセスとは
  2 オープンアクセスの実現方式と現状
  3 オープンアクセスをめぐる動向
 Ⅱ実践編
  1 オープン化の意義
  2 グリーンオープンアクセス
  3 ゴールドオープンアクセス
  4 研究データのオープン化
 索引



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